【解熱鎮痛剤の副作用】1.サリチル酸系(アスピリン・エテンザミドなど)・・・解熱作用は強いのですが、胃への負担は
【抗ヒスタミン剤の副作用】
大きいので気をつけましょう。
※空腹時に服用しない
※熱が下がらないからと言ってたくさん飲んだりしない など。
2.ピリン系(アンチピリン・スルピリンなど)・・・解熱作用は強いが、「ピリン疹」など
アレルギー反応に注意。
・解熱鎮痛剤を使う時の注意(厚生労働省から通知が出ています。)
(1)インフルエンザの解熱目的(特に小児)で メフェナム酸製剤を使わない。
※ポンタール・ボルタレンなど。
(注)インフルエンザ脳炎・脳症の患者に ボルタレンやポンタールなどを使用すると
そうでない場合に比べて死亡率が高くなることが報告されています。
(2)インフルエンザの解熱目的には アセトアミノフェンを使用して対応できる。(特に小児)
※市販の小児用バファリン・アルピニー・タイレノールなど
眠気やのどの渇き・吐き気・めまいなど 運転をする人・集中力を必要とする仕事に従事する人は要注意
【鎮咳去痰剤 の副作用】リン酸ジヒドロコデイン…便秘・嘔吐など
【気管支拡張剤の副作用】塩酸エフェドリン…血圧が上昇することアリ
【抗炎症剤の副作用】塩化リゾチーム…卵アレルギーの人は使用不可(禁忌) トラネキサム酸…血液が固まりやすくなる(止血作用)
【タミフルの副作用】・タミフル服用後の異常行動について「緊急安全性情報」が出ました。
概要:10歳以上の未成年の患者においては、本剤の服用後に異常行動を発現した例が報告
されており、原則として本剤の使用を差し控えること。
詳細:kinkyu20070320.pdf
・タミフルの副作用として、異常行動・幻覚が発生し 死亡事故に結びついた例があったことが
報告されました。(道路に飛び出し事故死・高層階より転落死など)
厚生労働省も『異常行動の結果、事故死する可能性もある』と注意しています。
特に未成年者や乳幼児はこうした副作用を受けやすいので、服用には注意が必要です。
アメリカFDA(食品医薬品局)は、
1.タミフルによる「異常行動」は 服用直後に多く発生し、そのほとんどが6時間以内である。
2.異常行動の報告のほとんどが日本の患者である。
と指摘している。
また、
「特に子供は 飲んだ直後に自傷・錯乱が発生する可能性がある。注意深く見守る必要がある。」
と警告している。
乳幼児や高齢者・病気療養中の人を除いて インフルエンザにかかっても、
自宅で十分に水分を取って安静に出来るのであれば、
「安易に薬を使用しない・薬に頼らない」ように心すべきだ。
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